学校で無目的な日々を過ごしつつ、焦りを感じていたまりあの身に、
”目の覚めるような出来事” が起こったのは、1年生の冬休みのことでした。
あれはね、いま思い出しても、不思議としか表現できない出来事で、
”それ” がいつの日に起こったのか、ハッキリとは覚えていないんです。
冬休みに入ってすぐだと思うんだけど、なぜか記憶が抜け落ちていて。。。
それほど極端な勉強アレルギーでも、知的な好奇心は人並みにあったので、
まりあにも、興味の持てる分野がね、まったく無かったわけではないのよ。
じつをいうと、幼いころから漠然と、医学に興味を持っていました。
両親が揃えてくれた、子供向けの百科事典のシリーズでもね、
「健康」 に関する本だけを、繰り返し読んでいたことを覚えています。
”勉強しない主義” を貫いて、大学受験という試練に挑んだ結果、
まりあが得たものとは。。。それはね、志望校の合格でした。
驚くなかれ、”受験したすべての学校に合格” したんですよ。
スベリ止めの学校については、合格する自信があったんだけど、
第一志望の試験ではね、英語の問題が半分しかできなかったのよ。
それなのに、合格していた。。。競争率も、けっこう高かったのにね。
大企業に入社して実感したことは、そこそこの学歴が役に立つ、ということです。
高校卒業後に就職せずに、とりあえず進学したのは結局、正解だったのよ。
というのもね、まりあが就職活動をした年から、入社した会社では
高校卒の事務職の採用が、”ゼロ” になっていたんですよ。
進学の道を選んだことで、結果的に可能性が広がったというわけです。
まりあが就職した会社は、歴史と伝統を誇る、いわば古い体質の会社でした。
退職したのは何年も前なので、現在の様子は知る由もないのですが、
勤めていた当時はね、女性社員は補助的な仕事につくことが多かったのよ。
まぁ、業種柄でもあるけど、基本的に男性社員のほうがメインなので、
会社側も男性社員については妥協をせずに、高い基準を求めていたんです。
ようするに、”一流大卒志向” でね、大卒の男性社員のほとんどが、
東大、早稲田、慶応といった、いわゆる一流大卒の肩書きを持っていました。
そうなると、子供たちの皆さんが、なぜ勉強しなければならないのかというと、
建て前としては、将来の可能性を広げるため。。。と、いうことですよね。
でもね、まりあに実践的なアドバイスを求めるなら、次のように助言します。
もし、あなたが将来、大企業で働きたいとか、国家公務員の仕事につきたいと
考えているなら、一流大学を卒業したほうが、有利になるのは確かです。
社会へ出るとね、学生時代に学んだ知識は、リセットしなければならないのよ。
そのかわり、仕事を効率よく進める方法を、新たに学ぶ必要があるんだけど、
偏差値の高い大学を卒業した人ほど、頭の切り替えが難しいみたいですね。
大学で学んできた事と、実際の職場とのギャップが、大きすぎるからでしょうか。
さて、少し話題が逸れてしまったので、自己紹介に戻りましょうか(笑)
大手メーカーの社員として、社会人としてのスタートを切ったまりあはね、
しばらく勤めたあとで、別の仕事をしたいと考えるようになりました。
大きな組織のなかで、自分の力が十分に発揮できることが分かったので、
もはや会社に用はないというか、新たな世界を覗いてみたくなったんです。
その時点で社内結婚でもしていれば、事情が違っていたかもしれないけど、
少なくとも会社ではね、これといった男性には巡り会えなかったのよ。
東京の大手メーカーでの勤務を経て、
国立大学の研究室に勤務しました。
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