ねぇ、そこのキミ、ひとりで悩んでいないで、だれかに相談してみませんか?  学校のこと、進路のこと、好きな人のこと。。。自分の中にためこんでいることを、だれかに打ち明けてしまえば、きっと心も軽くなるはず。 まりあお姉さんが、悩みを聞いてあげるよ。
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それほど極端な勉強アレルギーでも、知的な好奇心は人並みにあったので、
まりあにも、興味の持てる分野がね、まったく無かったわけではないのよ。

じつをいうと、幼いころから漠然と、医学に興味を持っていました。

両親が揃えてくれた、子供向けの百科事典のシリーズでもね、
「健康」 に関する本だけを、繰り返し読んでいたことを覚えています。


そういえばね、 「理科の実験」 も、興味深く読んでいたような気がする。

ようするに、理系の分野に関心を持っていた。。。ということなんだけど、
悲しいかな、中学、高校と進むにつれて、理系の科目は苦手になりました。

それに、経済的な面でも、医学部に進学するのは困難だったでしょうね。

国公立に入学できればともかく、父がふつうの勤め人だったので、
学費の高い私立の医学部となると、とても無理だったと思うんです。

親の経済力に左右されるのが、日本の教育制度の問題点なのですが。。。



話題をもとに戻しますが、進学を前向きに考えられなかったまりあはね、
3年生になってから、公務員試験を受けてみようと思い立ちました。

本屋さんで問題集を覗いてみると、思いのほか難しいことが判明。

難しいといっても、高卒で受けられる、初級の公務員試験というのはね、
学校の勉強さえしていれば、難なく合格できるレベルの内容なんですよ。

ところが、まりあの場合、そもそも基礎的な学力が足りないので、
秋の試験までに勉強し直すには、とても時間が足りないと思いました。

公務員試験は大学受験と違って、苦手な科目もひと通り出題されるし、
今にして思うと、その時はまだ、社会に出る時期ではなかったんでしょうね。

結果的には進学を決意して、見合ったレベルの学校を選びました。

通っていたのが進学校だったので、就職する友達もいなかったしね。



第一志望に選んだのは、偏差値的には平凡な、東京の私立の学校です。

進学するならするで、その先の就職を視野に入れてね、的を絞った結果、
偏差値は高くはなくても、就職面でメリットのある学校を選びました。

同じ偏差値であれば無名よりも、名の知られた学校のほうが有利でしょ。

その他にも、スベリ止めの学校として、適当な2校を選んだのですが、
この期に及んでもまだ、勉強する気は起こりませんでした。

申し訳程度に英単語帳を作り、あとは、過去問を少しやっただけ。

それまでの学校生活で、まともに勉強をしてこなかったので、
いまさら受験勉強を始めても仕方がないと、開き直っていたのよ。



というよりも、ある意味、自分に自信があったんだと思います。

高校受験のときと同じパターンで、偏差値的には無理のない
学校を選んだので、勉強しなくても、どこかに合格できるだろうと。

それにね、かりに失敗したとしても、”専門学校があるさ” と
気楽に考えていたので、緊張感さえ無かったような気がします。

高校1年の冬休みに遭遇した、あの不思議な体験以来、
まりあは自分のなかで、”ある信念” を持つようになりました。

自分のなすべき重要なことは、もっと先にあるのだから、
大学受験でエネルギーを消耗したくないと、そのときは思ったのよ。

受験勉強をかたくなに拒否してきたのは、自分の意思であって、
それが誤った選択なのであれば、神様が罰を与えるだろうと。



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